フランチャイズの加盟金とは？
フランチャイズビジネスでは、フランチャイズ加盟をする最初の段階に、加盟店はフランチャイズ本部に対して「加盟金」を支払うことが一般的です。加盟金は、契約によりその性質は色々ですが、一般的にフランチャイズのビジネスを立ち上げ、一定の事業運営を可能にするために必要な初期費用と言えます。ブランド名やそのロゴといった商標やフランチャイズビジネスたる本部がもつノウハウの使用許諾はもちろんのこと、加盟店のビジネス、店舗などの立ち上げ段階における立地調査のための費用や、研修指導のための費用、宣伝広告費といった費用が含まれることが多いです。
加盟金について知っておくべきこと
フランチャイズビジネス立ち上げのための初期費用ともいえる加盟金について、理解しておかなければならないことは、一度支払うと返金を受けることが難しいということです。
例えば、フランチャイズを加盟しました。１，２か月運営して、思うように売上げが上がらない、何かの事業で運営が困難となり、契約を解除したいするといった場合でも、一般的には返金は不可能な場合が多いです。
というのも、フランチャイズ契約の中には通常「加盟金不返還特約条項」が含まれているからです。「加盟金不返還特約条項」は、加盟店のビジネス立ち上げのために本部が行った調査や準備の費用などを、加盟店（候補者）にきちんと負担していただくという目的のためにあります。
加盟店のビジネスの立ち上げには、加盟店側勿論、本部側も人手、労力を使い、経費を支出し、加盟店の成功のために本気でサポートを行います。そのためのコスト。それがフランチャイズの加盟金なのです。
フランチャイズの加盟金の相場は？
フランチャイズの加盟金は、そのビジネスの業種や本部の方針、契約内容により異なります。実店舗を必要としないビジネスの場合、加盟金なし、５万円程度~５０万円程度まで。店舗等を必要とする事業の場合、数十万円~数百万円程度の範囲になることが多いです。
フランチャイズの保証金とは？
また、フランチャイズの加盟に際して、加盟金とは別に保証金を求められるケースもあります。
フランチャイズ加盟における保証金とは、フランチャイズビジネスを行っている契約期間において、本部に対して加盟店側に発生する様々な債務、それを担保するために支払います。あくまで担保という性質であるため、本部に対して発生した債務をきちんと支払う、履行をすれば、フランチャイズ契約が終了した際に保証金は返還される契約がほとんどです。
加盟金 無料・0円（ゼロ）の場合
フランチャイズビジネスであっても、全てが加盟金を必要とするわけではありません。既に記載した通り、加盟店加盟する側にとっては嬉しいことに、加盟金無し・無料といったビジネスもあります。
加盟金無料である、無料にしている理由はそれぞれの業種やフランチャイズビジネス個々の方針によって異なりますが、加盟金が無料、ない場合であっても、別の名目でのコストを必要とする場合もあるので、開業時に必要となる費用全体として、総額いくらになるのかをきちんと把握することが大切です。
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